ch.nicovideo.jp第220回「影の総理・今井尚哉を監視せよ」
いくら政権やその提灯持ちが「他にも大事なことがある」とか言っても、森友学園疑惑が全く解明されないままでは、それは単なる逃げ口上にすぎず、追及の手を緩めるわけにはいかない。
現在、疑惑の焦点となっているのは、籠池泰典理事長(当時)が首相夫人付(当時)の谷査恵子に送った要請の手紙と、それに対して谷が返送したFAXである。
政権は「谷が個人でやったこと」「ゼロ回答であり、問題はない」と、苦しい言い訳をしている。
確かにFAXの一部分だけ抜き出せば「現状ではご希望に沿うことはできない」と、「ゼロ回答」に見えそうな記述もあるが、実態は違う。
籠池が手紙に書いていた3つの要請がその後どうなったかというと、
【要請1】定期借地期間を50年に延長した上で、早い時期に買い取りたい。
→2016年6月の売買契約で実現
【要請2】土地の賃料を半額にしてほしい。
→支払額を月額に換算すれば、要請通り
【要請3】森友学園側が立て替えていた工事費用を支払ってほしい。
→2016年4月6日に執行
全ての要請が実行されており、現実には「満額回答」になっているのだ。
問題は、これが本当に谷査恵子個人でやったことなのか?という点だ。
「留守電の内容だろうが、郵送の内容だろうが、課長補佐クラスの谷さんは、昭恵夫人と内閣官房のそれなりの役職に、財務省への質問内容と回答について、相談報告しているはずです。なぜなら、それは国家公務員としての最低のルールだからです」
「一般的に役所は政治家とその秘書からの問い合わせについては、〇政(まるせい)案件と言って、その問い合わせ内容と回答について、かなり上に報告しているはずです」
「中略」