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菅野菅による改憲=嫌がらせ道具になった論

headlines.yahoo.co.jp

 

 

菅野 完

 気づけば報道でよく目にするようになった「改憲4項目」。これはいつ頃、どのように出てきたのでしょうか。その背景にあるものは。そして改憲勢力憲法改正に焦り、こだわる理由とは。

改憲勢力の進め方の不穏な動き

 今の臨時国会で初めてとなる衆議院憲法審査会が、11月29日に開かれました。開催は与野党の合意によるものではなく、森英介会長(自民)による職権での強行開催。取り扱う内容が憲法という国家の根本問題であるため、「静かな環境での議論」が大前提とされてきたこれまでの国会憲法審査会の長い伝統から考えると、会長職権による強行採決は極めて異常な事態と言えましょう。「中略」」にも関わらず、開催の遅延を「野党の反対」だけのせいにする保守メディアの論調は、詭弁と断ぜざるを得ないでしょう。「中略」

24年憲法草案と改憲4項目の違い

 ところでみなさん、自民党憲法改正案をご存知でしょうか。

 「自民党改憲案」として最も有名なものは、平成24年に策定された「日本国憲法改正草案」(以下、「24年憲法草案」と呼びます)でしょう。平成24年といえば、民主党政権時代。つまり、自民党が野党だった時代です。野党だった自民党は「結党以来、憲法改正を党是とする政党」(注:結党時の自民党の「党是」は、「憲法改正」ではなく「自主憲法制定」でした。いつの間にか「自主憲法制定」が「憲法改正」に後退した自民党の為体(ていたらく)についての解説は別の機会に譲ります)としてこの憲法草案を策定したのです。そして、24年憲法草案を掲げ、政権奪取選挙に臨み、みごと政権に返り咲きました。その後、幾度も国政選挙が行われましたが、その間、自民党が24年憲法草案を撤回した痕跡はありません。第二次安倍政権誕生以降ずっとあの憲法草案を掲げて選挙に臨み選挙に勝ち続けてきたのです。

 したがって、この24年憲法草案こそが、今の臨時国会自民党が提出する改憲案である……と考えるのが普通ですが、実態はそうではありません。

 自民党は、数度の選挙の洗礼を受けてきたはずの24年憲法草案を、いつの間にか引っ込めてしまっているのです。その代わりに登場したのが、今年の3月に初めて公表された「4項目」と呼ばれる改憲案です。「憲法9条への自衛隊明記」「緊急事態条項」「参院の合区解消」「教育の拡充」からなる「4項目」は、24年憲法草案とは似ても似つかないものです。

 例えば憲法9条の扱い。24年憲法草案では「国防軍の創設」「軍法会議の新設」とフルスペックの再軍備を謳っていました。しかし、この路線から大幅に「後退」(あくまでも「自民党からみたら後退」という意味です)し、「4項目」では、9条1項2項はそのままで、9条の2を追加して、そこで自衛隊を明記するだけという「何のための憲法改正なの?」と首を傾げざるを得ない内容になってしまっています。

加憲にこだわるもう一つの意図

 しかしここまで準備不足であり、性急であり、内容さえ定まっていない状態でも、自民党は、いや、官邸側は今の臨時国会で「改憲案」を提示することを諦めてはいません。

 「官邸サイドが諦めていない根拠」として、先に、会長職権による衆院憲法審査会の開催を挙げましたが、「官邸サイドが諦めていない根拠」は、「4項目」が誕生した経緯そのものからも読み取れるでしょう。なにせ、「4項目」は、党内の議論そっちのけで、安倍首相の発言に事後的に合わせる形で生まれたのです。そんな乱暴なことを「素案」の段階でやっているのですから、同じ横暴さを国会の憲法審査会に対して行ってもなんら不思議ではないでしょう。

 また、「24年草案」と「4項目」の差分をみても「官邸サイドが諦めていない」傾向が見て取れます。国防軍の創設や軍法会議の新設などかなり踏み込んだ内容であり具体的である24年草案とは違い、「4項目」は「憲法9条1項2項はそのままで9条の2として自衛隊を追加する」というもの。安倍首相は「『9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む』という考え方、これは国民的な議論に値するのだろうと思います」と発言していますが、ここでいう「国民的な議論」とはつまるところ、「改憲ではなく加憲」を年来の主張としている公明党への配慮にすぎません。「国防軍の創設や軍法会議の新設など、憲法を根底から書き換える案には公明党は乗ってこないだろう。しかし、自衛隊の追記であれば、加憲という公明党の主張とも矛盾せず、公明党も乗れるはずだ」という妥協の産物なのです。

 安倍首相および彼の周辺の人々は、憲法を「国の形をつくるもの」と表現します。憲法とは「国家権力に歯止めをかけるもの」というのが世界共通の常識であり、「国の形を作るもの」という彼らの憲法解釈そのものが間違っているのですが、いまはあえて、彼らの憲法認識に歩調をあわせましょう。しかしながら、彼らのやっていることをみると、「国の形」をつくる憲法を、彼らは、話し合いさえ放棄し、「通りやすそうなものを通す」という姑息な方法で作成しようとしているわけです。そんな手法で作られた憲法が日本という国家の形をつくるというのであれば、彼らが作りたい日本とは「姑息で乱暴な日本」ということになるのでしょう。

 ここまでくると、なぜ憲法を変えたいのかの意図さえよくわからなくなります。ただ単に「変えたいから変える」としか言っているようにしか見えないのです。改憲そのものが自己目的化しており、つまるところそれは、「護憲としかいわない連中を吊るし上げてやろう」という醜悪なイヤガラセにさえ見えてしまうのです。

 思想の左右、政治的陣営の如何に関わらず、普通なら、このような性急かつ内容のない議論に参加することは、はばかるはずです。こんな状態で、野党は憲法審査会の審議に応じられるはずもなく、審議を拒否するでしょう。しかしそうなれば、官邸サイドの人々は、「野党は反対ばかりする」「サヨクは護憲護憲と宗教のようだ」と言いつのるのでしょう。下村博文氏のように「議論しないのは職場放棄だ」と言ってのけ、内容もなく妥協の産物でしかない姑息なものを、姑息な手段で押し通し「憲法改正」という結果を手に入れることになるのでしょう。

 改めて問います。

 こんな嫌がらせのような改憲作業を、許しておいてよいのでしょうか? 

 「変えたという」結果だけを欲しがる幼稚で性急な改憲作業を、許容してよいのでしょうか? 

 いや、もっといえば……日本という国は、こんな乱暴で幼稚な手法で生まれた憲法を、「新しい憲法」として受け入れるような国なのでしょうか? 

 臨時国会、残すところあとわずか。これからさらに厳しい目を、改憲議論に注ぎ続けていかなければなりません。


「以下略」

イヤガラセの道具と化した「憲法改正」 <改憲案の背景><改憲ってほんとにするの?>(幻冬舎plus) - Yahoo!ニュース

 

菅野よ!よく言ってくれた!!緊急事態条項入れたら日本は独裁国家、下手すりゃ日本滅亡だ!

 

 

おまけ

イヤガラセの道具と化した「憲法改正」 <改憲案の背景><改憲ってほんとにするの?>(幻冬舎plus)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース

 


何が言いたいかよくわからないが、改憲するかどうかの最終判断は国民だ。本来は反対賛成より、もっと国民にわかりやすく説明すべきだ。与党も野党もそれが最も重要なことだ。

 

ヤフコメの若者 | 6日前
改憲案があんな間の抜けた感じになってしまったのは、公明の横槍もあるでしょうが、菅野氏のような“言論人”が大騒ぎしたのも一因だと思いますよ。

 

pur***** | 6日前
菅野さんが反対って事は憲法改正は日本にとって必要だということ。
籠池さんの息子さんが『両親に知恵を付けたのは菅野さん』って話してたけど、本当なのか説明して欲しいです。
そう言えばアメリカからの逮捕状はどうなったの?

 

港至◆フェア党を躍進させ既成政党を倒せ |6日前
誰が反対しようが、戦争や抑圧を進める自民党憲法改悪を阻止せねばならない事は変わらない。

 

pur***** |6日前
隣国に抑圧してる国があるから日本も憲法に縛られない国になって、自国を守れるように法改正するのだと思います。
チベットみたいになりたくないです。

 

港至◆フェア党を躍進させ既成政党を倒せ |6日前
>pur
今の9条は問題だ。「武器を持つな」と書かれた今の9条は、「攻められても抵抗せず征服されろ。強者の餌食になれ」と言ってるに等しい物。これは絶対おかしい。非武装規定は絶対無くすべき。

しかし、改憲で戦争の危険が増す事も事実。そこで、非武装規定を無くすと同時に、「集団的自衛権の禁止」「経済的搾取や抑圧を目的とする軍事行動の禁止」など新しい歯止めを作れ。自民案にはそれが無い。だからダメだ。

※そもそも、戦争法を作り、無用な戦争への参加を進めてる張本人である自民党が、マトモな歯止めを作る訳はない。

後、自衛隊明記は要らない。「武力を持つな」と書かれた今の憲法は問題だから変えるべきだが、態々「武力を持て」と書く必要性は無い。

 

SS | 6日前
そもそも今の憲法を今かえる必要がわからない
少子化問題が1番重要課題じゃない?

 

yas***** | 6日前
菅野が書いてる時点でだめだ。
採用している会社もそういう会社なんだ。

 

などなど