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冷淡さ全開!皇室必要論

「平和な時代には、国民は皇室に無関心になる。
さほど必要のない、目立たない存在になる。
しかし、いったん日本に危機が訪れるとふたたび浮かび上がってくる。
天皇制をなくしてしまえば、いざ危機というときに困ることになる。
日本という国をまとめるのに非常に都合のいい制度であり、
天皇制が続いていくことには大きなメリットがあると思う」

「また、われわれ日本人は何の疑問もなく、われわれのことを、
日本という国家に属している日本人であるという意識を
もっているが、その国家意識を成り立たせているのは、
日本列島と呼ばれる島々に大勢の人間が住んでいるという
客観的事実ではなく、この国がはるか昔から日本として存在し、
はるか未来まで続くという主観的共同幻想である。
その幻想の象徴として日本には天皇制がある。
(中略」
これを馬鹿げた幻想だというのであれば、イエス・キリスト
アラーも馬鹿げた幻想であり、そもそも宗教とか民族とか国家とかは
いずれも馬鹿げた幻想にもとづいているのである」

「したがって、今後も日本にとって皇室は必要不可欠な
存在だと思うけれども、わたしは天皇制絶対論者ではないので、
天皇制を廃止するのなら廃止してもいいと思うが、
(中略」今のところ、天皇制に代わる
別の適当な幻想は見当たらない。
別の幻想を見つけないで、天皇制廃止を唱えるのは無責任である。
国家は幻想に支えられているのだから、国家を支えている
幻想を軽く見てはならない。
日本が消滅してもいいというのなら、話は別であるが」
(『絞り出し ものぐさ精神分析』にて)

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確かに幻想が皇室を生んだのかもしれない。それが日本を存続させた?