ユーヤ・ペンギンblog・はてなヴァージョン

ようこそユーヤ・ペンギンのハテなブログへ

用こそデイビッドのグータラブログへ。はてなダイアリーでも書いてるのでよろしく。

おはようございます

若者を使い潰す「ブラックバイト」の実態
(ラジオフォーラム#124)

https://youtu.be/BSI38DlPj20?t=13m44s
13分44秒~第124回小出裕章ジャーナル
【公開収録より】脱原発へのビジョン「独政府の中の倫理委員会は自分達が始末ができないようなゴミを生み出す。そのこと自身が間違えているから原子力をやってはいけないという結論を下すわけです」

http://www.rafjp.org/koidejournal/no124/
この道しか無い 《゚Д゚》
石丸次郎:
今日はビジョンの話をちょっとお伺いしたいんですけれども今、日本国内、原発が全て稼働を止めている状態であります。そして、関西電力は、運転開始から40年を超える美浜原発1、2号機の廃炉を決めた。それから、日本原子力発電敦賀原発1号機、九州電力玄海原発1号機等々、廃炉を決めました。一方で、運転開始から40年前後の関西電力の高浜原発の1、2号機、あるいは美浜原発の3号機なんかを原子力規制委員会に安全対策審査を申請しております。

つまり、40年を超えても運転を続けていこうということが目指されているわけですけれども。言い換えると、これは原発稼働を復活させるという政府の意向、あるいは電力業界の意向が働いているわけです。政府は、原子力は重要なベースロード電源だということで、この原発復活に今、突き進んでいるような現状があります。まず今年、いろんな原発がまた稼働始めるかもしれないというところに来ているわけですけれども、この現状を小出さんは今、どうご覧になっておられますか?

小出さん:
非常に端的で言えば、あまりにも愚かだなと思います。これまで原子力マフィアと私が呼ぶような人達が、
原子力マフィア相関図
原子力発電所だけは絶対に事故は起こしませんと言い続けてきたわけですけれども、
全電源崩壊は起こりえない

でも私から見ても大変残念なことに、福島第一原子力発電所の事故が事実として起きているわけです。やっぱり、何よりも事実というものが一番大切なわけですから、それを見たのであれば、これまでのように「原子力発電所が安全だ」「まだできる」というように、思うということ自身がもう話にならないくらい間違えていると私は思います。

“福島原発津波対策” はこうして抹殺された

ただし、彼らがどうしてもやりたいということには、もちろん理由があるわけです。金儲けをしたくて、国も電力会社も原子力産業もみんな集まってやってきたわけで、これからも金儲けをしたがっているわけです。
原発マネー群がる面々
そのために、例えば海外に原子力発電所を輸出するというようなことを今、言っているわけですけれども、でも「自分の国で、もう原子力は止めた。それでもお前のとこで買え」というようなことは絶対言えないわけですから、やはり海外に売ろうとするなら、「自分のとこでも原子力発電やってるんです」というようなことを言わなければいけない。そのためには、どうしても再稼働させるということに突き進んでるということだと思います
日本はなぜ原発を輸出するのか

そして、彼らがどうしてそれができるかと言うと、彼らが福島第一原子力発電所の事故から学んだ教訓があるのです。その教訓は、自分達がどんなに酷い事故を起こして、人々をどんなに苦しめたところで、自分達は処罰されないということです。それが、彼らが得た最大の教訓になっているわけで、どんな古い原子力発電所を動かして事故になろうと、自分達は絶対に責任を問われないし、処罰もされないということが、福島第一原子力発電所の事故で分かってしまったわけですから、彼らとしては、何としてももうやるということになっているなと思います

原発事故責任を問う 海原雄山

石丸:
ひとつ皆さんもご存知だし、もちろん小出さんも常々言及されていますけれども、ドイツの例ですね。ドイツが1990年に統一された時、この時27基の原発があったそうです。そしてそれが徐々に減ってきて、政府として社会として脱原発社会を目指そうということを政治もそれから経済界も合意をして、ひとつのビジョンを作ってやっていこうということを決めましたね。これは今、家庭にある中で電気代が上がったり、それからなかなかいわゆる、再生エネルギーがうまく作れなかったりという問題はありますけれども、しかしながら、ドイツ社会がどうエネルギーを使っていくか、どうエネルギーを作っていくかということ大きなビジョンを作ってやっていっているというところ。そこをやっぱりすごいなあと思うんですね。
ドイツの原子力発電所立地点

小出さん:
思います。

石丸:
その今、ところが日本はですね、今使用済み核燃料が17000トンほど溜まってる。これをどうするかっていうこともほったらかしで、また再稼働に行こうとしている。このビジョンの差、ビジョンなしでこれだけのことがこれからも続けられていこうとしているということについて、どう考えたらいいのか? あるいは、どう向き合ったらいいのか?
再稼働できない根拠

小出さん:
日本って、ビジョンっていうものをきちっと考えたこと、未だかつてなかったんじゃないですかね。とにかく今、安倍さん自身は、経済最優先と言ってるわけで、とにかく金儲け、金儲けということで、一点で突き進んでるわけですね。ドイツがどうして脱原発ができたかと言うと、政府の中に倫理委員会という技術的な問題を考える委員会のほかに、倫理委員会というまた別の委員会を作って、そこで原子力をやるということがどういう意味を持ってるかということを考えたんです
安全なエネルギー供給のための倫理委員会

石丸:
政府の中にそういう委員会を作って。

小出さん:
そうです。それで今、石丸さんがおっしゃって下さったように、使用済み燃料というものが日本でもどんどんどんどん溜まってくるわけですけれども、その始末の仕方すら世界中どこも知らない。日本も知らないし、ドイツも知らないわけです。そういう時に、ドイツのその政府の中にできた倫理委員会は、自分達が始末ができないようなゴミを生み出す。そのこと自身が間違えているから原子力をやってはいけないという、そういう結論を下すわけです。
ドイツのエネルギー転換・未来への共同事業
それが結局、ドイツを脱原発に向かわせたわけですから、そうやって自分達が生きているということがどういうことか。未来をどうやって作っていくかということをきっちりと技術的だけではなくて、人間の生き方の問題として考えるというそういう国だったのです。良い国だと思います


石丸:
そういうそのちゃんと政府の中に技術以外の部分の倫理、生き方を考えて、それを要するに、それは国民の代表がその国会内に、政府の中に置くということですよね? で、考えてみますと、日本もそういきたい、いけばいいと思うんですけれども。しかしながら、原発が危険だということだけではなかなかやっぱり変わらないという、そういう仕組みが現前と存在しているのも事実ですよね?

小出さん:
そうですね。はい。

石丸:
原発を止めると。原子力を止めさせるということに人生をかけてこられた小出さんとしてはですね、その科学の部分とは別に、そう今言ったら社会の仕組みであるとか、政府の仕組みであるとか、こういうところを変える、こういうところをもう少しみんなで考えたら止められるプロセス、仕組みが作れるんじゃないかっていう、そういう何かお感じになることっていうのは、普段おありだと思うんですが。

小出さん:
はい。私は原子力の場でずっと生きてきた人間で、原子力というのは徹底的に危険で破滅的だと思います。それだけで、もう原子力は否定されるべきだと思いますけれども、私が原子力に反対してきた根本的な理由というのは、危険だからとか、そういう話ではないのです。原子力というのは、徹頭徹尾差別的です
「原子力」は「差別」の問題
立地の問題からそうだし、労働の現場もそうだし、あとは原子力と今、日本で呼んでるものは核と呼んでる。いわゆる核兵器と同じ技術なのですけれども世界の平和、現在のものすごい差別的な世界構造をつくってるということにも、非常に根本的に関わってるわけで、そういうものが私は許せないと思ってきたわけです

そういう意味で言えば、この会場にいる皆さんは、原子力の技術的なことにコミットをされている方はほとんどいないと思いますけれども、もちろんそれで結構なんです。問題は、ご自分達の周りに、ものすごい差別的な課題だってたくさんあると思いますけれども、そういうことにお一人お一人が関わってくれたら、私が関わってる原子力の問題と通底して、手が結べると思いますので

石原慎太郎 土下座写真
上村智子さんへ土下座しているのは石原慎太郎環境庁長官

石丸:
そうですね。差別をなくしていく、あるいは公平な社会を作っていく過程で、脱原子力に向かっていく社会も見えてくるということなんですね?

小出さん:
はい。同じことだと思ってますので、同時にやらなければ、どちらも達成できないと思います

石丸:
はい。小出さん、どうも今日はありがとうございました。

小出さん:
ありがとうございました。

石丸:
公開収録でお送りしました。