<自民人事>憲法改正本部長、焦点に 改憲論議へ中心的役割
安倍晋三首相が8月3日に行う内閣改造・党役員人事に伴い、自民党の憲法改正推進本部長の人事に踏み切るかどうかが焦点に浮上している。今秋の臨時国会から本格化する憲法論議で中心的な役割を担うためだ。現在本部長を務める森英介元法相は「与野党協調」を重視するが、首相周辺から「自民主導」の体制に切り替えるべきだとの意見も出ている。【飼手勇介】
推進本部は野党時代の2009年12月に設置され、12年4月に憲法改正草案を策定した。本部長は慣例で衆院憲法審査会の会長か与党筆頭幹事を兼務する。改憲条項の絞り込みで党内の意見を取りまとめ、与野党の協議で接点を見いだし、国会発議と国民投票につなげる役割が求められているためだ。
(中略)
現在の党執行部も与野党協調を後押しする声が多い。谷垣禎一幹事長は参院選直後に森氏と会談。英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利して混乱したことを踏まえ、「国民投票は英国のようになってはいけない。審査会の議論は相当な熟度が必要だ」と助言した。別の幹部からも「継続は重要だ」と森氏の続投を支持する声がある。
これに対し、首相周辺からは「憲法議論を進めるには今の体制では厳しい」との声が上がる。これまでの審査会が与野党融和にこだわり、具体的な改憲論に踏み込めなかったとの見方からだ。森氏を巡っては、昨年の衆院審査会で参考人が安全保障関連法を「違憲」と述べた責任を問われて更迭された船田元(はじめ)前本部長の「中継ぎ」との指摘もある。
(中略)
一方、民進党はリベラル系の江田五月・党憲法調査会長が7月の参院選に立候補せず引退した。後任は9月の代表選後、新たな代表が任命する。
俺は憲法改正サンセいだが国民を政府の犬にする内容は反対だ!理由は下の画像からだ!