2016年10月25日(火)
陸自新任務訓練 「暴徒」無抵抗で退散
南スーダンの現実と隔たり
「殺し殺される」道へ
「道を開けなさい!」「説得したが群衆は解散せず!」「車両、前へ!」
岩手県の最高峰・岩手山ろくに広がる陸上自衛隊岩手山演習場(滝沢市、八幡平市)に、緊迫した無線の交信が続きます。
初めて姿を見せた、安保法制=戦争法に基づく自衛隊の新任務の訓練とは―。
盾持ち突入
(中略)
戦争法の一部である改定PKO法では、敵対勢力の殺傷を含む「任務遂行」のための武器使用が可能になります。自衛隊が戦後初めて、海外で殺し、殺される道に踏み出す―。その最初の一歩になりかねない訓練です。
しかし、肝心の武器使用を伴う訓練は「手の内をさらす」(自衛隊関係者)として非公開でした。武器使用基準も覆い隠されています。
深刻な矛盾
そもそも、今回の訓練で想定された状況は、南スーダンの実態からかけ離れています。
南スーダンでは政府軍と反政府勢力(副大統領派)が戦車による砲撃を伴う激しい戦闘を展開しています。武装した政府軍が国連施設やNGO(非政府組織)関係者を襲撃する事例が相次いでいます。「駆け付け警護」の最も現実性が高いシナリオは、南スーダン政府軍などとの交戦なのです。
関係者は、「より烈度の高い訓練も行っている」と述べました。しかし、仮に政府軍や副大統領派まで想定しているのなら、憲法9条に反する海外での武力行使を前提にした訓練となります。逆に、「暴徒」以上の想定を行っていないとしたら、自衛隊は南スーダンでほとんど何もできません。
深刻な矛盾を抱えたまま、政府は来月、南スーダンPKOへの新任務付与を判断します。(竹下岳)
陸自新任務訓練 「暴徒」無抵抗で退散/南スーダンの現実と隔たり/「殺し殺される」道へ
実態からかけ離れてるわ、矛盾だらけだわ、手のひら打ち明けることになるから非公開?お前ら「与党」のやってることは虫けらどものやることじゃ!!!!
2016/10/25 21:27