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大日本帝国憲法版緊急事態条項。

2018/05/17new

帝国憲法下の「緊急事態条項」発動の実例

Tweet ThisSend to Facebook | by 高森
今の憲法には緊急事態条項を欠く
せいぜい参議院の緊急集会を規定した54条2項くらい)。

一方、
帝国憲法には勿論、それがあった。

緊急勅令を定めた8条。

戒厳の布告を定めた14条。

戦時などの非常大権を定めた31条。

緊急財政処分を定めた70条。

これらが過去に発動された実例がある。

8条が発動されたのは、
大正12年(1923)
関東大震災と昭和2年(1927)
の金融恐慌の際など。

14条は、明治38年(1905)
の日比谷焼き打ち上事件、
関東大震災、昭和11年(1936)
の2・26事件の時。

70条は関東大震災の時に発動された。

こうした緊急事態条項の発動によって、独裁政治に陥り、
そのまま憲法が停止されたり、議会が閉鎖されたりする事は、
無かった。

むしろ、そのれらの条項なくして、
憲法のルールを守りながら、時々の危機に実効的に
対処し得たかは、大いに疑問だ。

憲法は平時だけでなく、
非常時にも権力を統制できる規範でなければならない。

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