中国では公的な身分証明書が存在し、そこには国民1人1人に固有の番号が記載されている。そして、この番号は公的サービスを受ける際はもちろん、高速鉄道の乗車券を購入する際でも必要となるなど、あらゆる場面で必要となる大事なものだ。
国民に固有の番号を割り振る制度である「国民識別番号」は中国のみならず、米国など複数の国で導入されている。日本にもマイナンバー制度が導入されたが、中国人からすると日本人はマイナンバー制度に対して「抵抗感」を抱いているように見えるという。
中国メディアの快資訊はこのほど、中国では車や家を買う場合や進学など「ありとあらゆる場面で身分証明書が必要となる」と伝え、個人の情報が記録された身分証は中国人にとって「最も基本的な権益の1つ」であると指摘する一方、なぜ、日本では米中のように「国民識別番号」が広く普及していないのかと疑問を投げかけた。「中略」一方で記事は、中国人としては「身分証が普及していない日本では、どうやって個人の資格や免許などを一元管理しているのか」と疑問に思うとしながらも、日本人は自動車の運転免許証などを身分証の代わりとして使用しており、それで特に不便はないことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)