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東電当時の会長ら無罪判決

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東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣の勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(73)、武藤栄元副社長(69)の3被告に対し、東京地裁(永渕健一裁判長)は19日、いずれも無罪(求刑・禁錮5年)の判決を言い渡した。事故の刑事責任が問われた唯一の公判で、3人は無罪を主張し、検察官役の指定弁護士と全面的に対決していた。【巽賢司】「中略」事故後、福島県の避難者らが業務上過失致死傷容疑で3人を告訴した。東京地検は2度にわたって不起訴としたが、市民で構成する東京第5検察審査会の起訴議決を経て、16年2月に強制起訴された。

 初公判は17年6月。4日間の被告人質問を経て今年3月に結審するまで計37回の公判が開かれた。

 ◇東京電力福島第1原発事故

 2011年3月11日の東日本大震災に伴って、福島県双葉町大熊町にまたがる福島第1原発に最大約15.5メートルの津波が押し寄せた。原発は全電源を失って原子炉を冷却する機能を喪失し、核燃料の温度が上昇。発生した水素が原子炉を覆う建屋に充満した結果、1、3、4号機の建屋内で爆発が起き、放射性物質が大気中に飛散した。原子力トラブルの深刻度を示す国際評価尺度では、チェルノブイリ原発事故(1986年)と並ぶ最悪の「レベル7」とされた。

東電旧経営陣3被告に無罪判決 福島第1原発事故で東京地裁(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

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福島第一原発の事故を巡り、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴された東京電力の旧経営陣3人の裁判で、東京地裁は3人に対して無罪を言い渡した。

緊張した面持ちで証言台の前に立った3人は、無罪が言い渡されると、前をじっと向いていた。判決の言い渡しの瞬間、傍聴席からは「えー」というどよめきの声が出ていた。「中略」

午後1時半現在、法廷では判決の言い渡しが続いているが、裁判所の外では支援する人たちの抗議の声が上がっている。

傍聴席からはどよめき…東電旧経営陣に無罪(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

 

 

ある意味福知山脱線事故裁判と状況がよく似てるな。最悪最高裁判決も無罪になるかもしれない。そしてこの裁判は不正裁判だ!ほぼ100%な。

 

おまけ

傍聴席からはどよめき…東電旧経営陣に無罪(日本テレビ系(NNN))のコメント一覧 - Yahoo!ニュース

 

郷原信郎

 | 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士オーサー報告

甚大かつ深刻な被害を生じさせた原発事故について、誰も刑事責任を問えないのか、という被害者・遺族の心情は十分過ぎるほどわかるし、到底納得できないと思うが、刑事事件の判決としては致し方ないと言うべきだろう。判決は、結局のところ、原発を停止させる以外に結果回避はあり得なかったという前提で、そのような措置をとるべきだったと言えるだけの予見可能性があったのか否かを検討している。そうなると、当時の経営者個人の責任というより、長期間にわたって原発に依存した電力供給を行ってきた東電という企業の組織そのものの責任と言わざるを得ない。しかも、それは、国の原子力政策に沿って行われてきたものだ。今回の判決は、改めて、重大事故の刑事責任を個人に問うことの限界を示すものであり、組織そのものの責任を問うための法整備が行う必要があることを示すものと言える。

 

aiueo***

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個人に責任を負わせることの限界を判断したように思う。
しかし原発という極めて危険な施設の管理をどうするのかとなれば
誰かが責任を負う形にしておくことが出来ないのであれば原発の設置を認めるべきではない。

そもそも原発設置における裁判では
「これ以上の安全はない」
「従って事故は起こりえない」
と述べてきた。その事故が起きてしまった以上
責任を取るものがいなければ、廃止する以外にはないのでは?

パフパフ

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結局個人に責任問おうとすると難しい。

津波の想定が低いから設計段階からこうなることは決まっていた。

津波の想定を高くすると経費がかかるから却下されたんだろうな。

水素爆発・メルトダウンは人災だと思う。

人災を認めないと原子力事業が前に進めない。

今回の無罪はただの無罪だけではなく「無責任」を認めてしまった。

もう原発事業は信頼されない。

kw_*****

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自然災害は予知できない。
刑事罰を問うこの判決は確かに妥当だと思う。
だけど何故か釈然としない。
やはりそれは人災の部分があって
そこに対して責任あるトップがどのように考えていたのか。
震災の数年前には大地震による巨大津波の可能性はでていた。
しかしその情報に無視という判断を下したのもこの人達である。
結果が同じでも大津波に対するシミュレーションと対策を講じる気持ちがあったのかどうかで被害者の感情はかなり違うと思う。
このトップ達は少なくとも何もしていないし考えていなかったと思う。
刑事責任は問えないけど、心情としては無罪では無いと思う。
自然災害による被害は結局は個人の責任なんだけど、管理者や経営のトップはもっと真摯に向き合うべきことだと思う。特に大規模施設ならなおさら。
ことなかれ主義が悪い結果になった典型例だと思う。

tab*****

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> 震災の数年前には大地震による巨大津波の可能性はでていた。

数年前と書かれましたが、3年前の2008年に『15.7mの津波が予想される』という内容でした。
経営陣にその情報がもたらされたのは、2008年6月頃とされています。

もともと盛り土は6mあったそうなので、防波堤にぶつかった波が盛り上がる分も含めると10m以上防波堤を高くしなければならない訳ですが、波の圧力に耐える頑強な防波堤が1,000日程度で完成できただろうか?という疑問もあります。
周辺住民に景観が悪くなる事も説明し了解を得ないと、なんて住民説明会なんてやっていたら、到底時間は足りないでしょうし。

予知、予見ではなく、事後の対応の問題が特に原子力発電というものでは大きいと思います。
その点においては、海水注入を中断させた当時の菅総理の責任問題を問いたい所なのですが。政治的判断は裁判で問えないのですよね。