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日米貿易は和牛の終わりか?

俺は思った、AFPは絶望あおってるように書いてない気がする、と。日本の農産業ぶっ潰したんだなAFPは。トランプ政権の犬だな。

日米貿易協定は「和牛の終わり」か、懸念深める国内畜産農家(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

【AFP=時事】日米が最終合意した新たな貿易協定について、両国政府は「ウィンウィンの合意」と強調しているが、日本国内の肉牛農家からは、さまざまな問題に苦闘する畜産業界にとどめを刺す結果になりかねないと危惧(きぐ)する声が上がっている。日本の肉牛農家は既に、環太平洋連携協定(TPP)と日欧経済連携協定EPA)の2つの地域貿易の枠組みに適応することを求められ、苦悩している。だが、日米貿易協定がもたらす圧力はこれまでより大きくなると、畜産関係者は警戒感を強める。

「今までのTPP(メンバー国)だと、確かに輸入品は安いけれども、品質ではじゅうぶん対抗できる国だった」と、北海道・JA士幌(Shihoro)町畜産課の吉川晴美(Harumi Yoshikawa)さんは指摘した。「ところが、米国とは(オーストラリア産牛肉などと比べ)品質的にはより競合するので、その点では心配」

 北海道鹿追(Shikaoi)町で約4300頭の肉牛を飼育する大平畜産工業(Ohira Livestock Industry)の川合昭夫(Akio Kawai)社長(61)は、「政治の上のほうの人たちは、生産者のことなんか全然考えていない」と憤る。自分としては何とか経営を続けるつもりだが、「牛飼いなんてやめてやろう、と思う人たちは出てくるかもしれない」。

「国産牛はおいしいし、安心、安全でそれを選ぶ消費者もいるかもしれないが、(中略)米国産牛肉は圧倒的に安いから、それがいいという人たちもいる」(河合社長)「中略」■「自動車の鉄でもかめばいい」

 自動車などの製造業は、日本の名目経済成長率(GDP)の約20%を占め、経済成長のけん引役として期待がかかる。一方、農業がGDPに占める割合はわずか1%だ。

 米政府は今回の貿易協定を「第1段階」と位置付けており、「第2段階」では自動車も交渉材料に含める意向を明らかにしている。米政府関係者は交渉のカギを握る争点として、日本の対米自動車輸出に最高25%の高い関税を課す可能性を今後もちらつかせていくだろう。

 東京大学(University of Tokyo)の鈴木宣弘(Nobuhiro Suzuki)教授(農学)は、「(日本の交渉官の)考えは、もし米国に自動車で脅されたら農業を差し出す、ということ」と述べ、日本政府が自動車産業を守るため農業で譲歩したとの見方をAFPに示した。「その結果、国内農産品の生産額はさらに減っていく」

 大平畜産工業の川合社長も、この見解に同調。「食料安全保障や食料自給率について、国はどう考えているのか」「もう牛乳の値段だって、水より安くなっている。それはおかしいでしょう」と語り、次のように付け加えた。

「もし国が、食料(需要)の100%、牛乳の国内消費の100%輸入でいい、というなら、それでいい。もし食糧危機が起きたら、自動車の鉄でもかめばいい」 【翻訳編集】 AFPBB News

 

headlines.yahoo.co.jp

 

川合社長よ!「もし食糧危機が起きたら、自動車の鉄でもかめばいい」の「自動車の鉄でもかめばいい」がルソーのパンがなければお菓子を食べればいいじゃない」をパクったんじゃないのかって思えてきた!!ルソー意識しすぎてんじゃねーよ!!!!!川合!!!!!!

 

おまけ

日米貿易協定は「和牛の終わり」か、懸念深める国内畜産農家(AFP=時事)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース

 

ryp*****

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米国産牛と国産牛は別の食材だと思っている。
高くても美味しい肉は生き残ると思う。
中途半端なのは、少し厳しいかもしれない。
でもそれは今回の交渉がなくてもいずれ同じ結果になると思うが。

wsi*****

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高くても美味しい牛が全部生き残るわけではないと思う。
ただでさえ日本の消費者だって格差社会でそういう価値観の人たちは少なくなっていってるし少子高齢化社会でこれからはもっと増えるのにこれでは国産の農業は廃退していくと思う。
それをなんとかするにはもう個人単位ではなく大きな会社が農業に参入して力のある企業が農業を引っ張っていくしかないんじゃないかな。ただ若い日本人は農業をやりたがる人が少ないから労働者は外国人が増えていくので単一民族の良さが失われていくのが頭の痛いところではあるけど。

ジンバ・ラルの祖であったらなぁ

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>高くとも需要はあると思うし、買う人は買う。

要するに
高くければ需要は無いと思うし、買えない人は買わない。

それを「海外にはまだまだ買う人がいる・・・はずだ」と
20年くらい言われているが、

結果は
高くとも需要はあると思うし、育てる人は育てる。となり、
海外での和牛種や近似種の生産が増えてる。

そこから先は価格競争。

で、今は
「高くとも」ではなく「バカ高くとも」に変化してきたわけですな。

Kanon

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国産は安全で臭みがないから
自宅ではなく焼肉屋で食べるにはいいけど、
スーパーでは高すぎて買おうと思わない。
アメリカ産は安いけど焼くと匂いがきつく、
子供たちは受け付けない…。
どっちもどっちなんだけど、
別物と消費者は考えて買ってると思う。

年に数回東北や関西でブランド牛が安く買えるイベントは凄い人気だから
終わりではなくここをチャンスに変えて新しく開拓していくべきだは?

sim*****

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和牛和牛とありがたがっていますが、現在は健康思想を反映して
赤身の方が人気があります。

何時までも、サシでは勝負できないと思いますのがその辺も
対策をされているのでしょうか?
もちろん、輸入肉と同じ土俵では勝てるわけありませんので
和牛独自の対策っていみです。

もちろん従来の油ギッシュな霜降り肉もそれなりの需要は維持は
するでしょうけど、それだけでは生き残れないと思いますので。

kitaiwosasete

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問題は、農家が変化する時間的な余裕がないことだと思う。
経営者の年齢によっては、変化することより離農することをえらぶかもしれないが、試行錯誤する時間も少なすぎると思う。

メディアと旧民進党は在日だらけ

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捏造記事。過去の日米貿易交渉のなかで最も楽な交渉だったと思う。茂木さんは何もやっていないのですから。
はっきり言えばTPPで終わり。甘利さんは苦労しましたが、その後の茂木さんはサッとやってしまい、あるのは自動車関税だけ。これも2.5%になるのはいつかという先の話なので、文書にするかどうかという話をしても仕方のないこと。

tama******

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検索するとわかりますが、大平畜産工業さんの牛は赤みが多い肉のようですね。国産=油だらけではない。あくまで消費者の需要に合わせているということだとおもいます。

sup*****

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輸入の事ばかりではなく、輸出のことをもっと議論すべき。
日本のいい食品は、海外でもっと売れるはず。
一番最初のTPPの話が出た時も、若い農家の一部では、これは自分たちのチャンスだという動きがあった。
輸出のうまいルートが作れなければJAは終わる。
実際に牛乳農家のJA離れは既に始まっている。

kuu

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酪農農家は日本では保護され牛乳は価格が事実上管理され自由化されていない。流通が規制され農協などの傘下の流通が価格決定権がある。それで畜産業を守るというわけ。消費者が高い価格を払い生産者と流通が儲ける。

だからヨーグルトやチーズなどがコスト高なので高価になりすぎるか、多くの日本のヨーグルトのような水で薄めた緩いものになる。

牛乳ではちなみに1ガロン(3.8リッター)あたり$2.5(約300円)程度の米国に対し、日本では1リットル200円。

これでは競争力のある乳製品はニッチでない限り無理。だから長期では日本の畜産業は弱体化している。

短期の需要を価格統制で守って、長期では事業力が失われてきた。このままだとさらに問題が増えよう。

  • ken*****

     | 

    農業は残していい。消費増税で、いかにモノを売るかをみんな考える。くだらない政策のせいで、無駄なことに頭を使う。その分、イノベーションが起きにくく、今ある富の奪い合いに気をとられる。全体を見る。他の産業を活発に。新しい産業の育成と、既存産業の活性化。今の政治は、民間企業に金勘定ばかりさせる。大学の研究も同じ。成果ばかり求める。すると、目先のことにしか目が届かなくなる。すると、生活に刺激を与えるような創造性のあるものが出てこなくなる。農業はいまのままでもいいんやと思う。それより国産の農産物を買いたいのに買えない人がいるという事実を真剣に受け止めてほしい。デフレ脱却と格差是正。ただこれだけなんやけどな。ものすごく簡単なこと。わかっているのに政治家はやらない。難しいことは何もない。でも自分たちには関係ないからやらないだけ。庶民は重箱の隅をつつくような議論をさせられる。政策の立案実行が大切。

    tet*****

     |  

    これは難しい問題。

    大規模ファームに対抗するのは個々では難しいし、後継者問題や個々の負担軽減の為にも、「〜家」から「〜団体」への移行は必要かと思える。

    一方で、企業化すると組織維持を名目に堕落や不正に走りがちという現実もあり、モラルを高く保つにはやはり個に頼るしかない部分もある。

    が、個を守る為に関税を駆使するというのも、それはそれで問題がある。
    食料問題を貿易問題のみで語って良いかという問題もある。

    選択があるだけで、正解は無いと思う。

    hon*****

     | 

    なるほど、確かに一理ありますね。

    第一次産業など自然の影響(農業漁業は天候や環境変化、畜産は各種病気や天災被害など)を受けやすい業種こそ、企業の中に入って安定させた方が良いのではと、素人考えながら思っていました。
    冷害などが起こってもその年を持ちこたえられるよう、第三次産業など別の収入源をもつ企業が全体を見てサポートできる方が個人で兼業農家など個人で営むよりもリスクが少ないし、
    生産から管理・運搬・販売を企業が一括管理した方がトータルで見て無駄なコストがかからないし、
    今後減少していく人口の中で人手がうまくまわると思いました。

    でも確かに、競争力や志のために個人で保っていた高い品質を維持するため高いコストをかけていたとして、企業化すればそれを続けて良いか等も組織に了承を得なければいけないし、安易に削減されたり不正に加担しかねないことにもなりますね。

    o0o*****

     | 

    日本の自動車が、世界を席巻できたのは何故か。
    日本の白物家電が、衰退したのはなぜか。

    関税に限らず、環境の変化は必ず有って、それに適応できない産業は衰退する。工業と畜産業の違いは有っても、環境の変化に対応しマーケットに合わせたものを創出する努力が必要だと思う。

    vie*****

     | 

    国内農家の体質強化もすぐにできるものでもなく、時間はかかりますからね。そうした意味では時間を稼ぐためにも、一気にこう変えますよ、というのではなく、段階的な関税交渉をしてもよいのかもしれません。
    あとアメリカ相手だと常に向こうに軍事的支援のイニシアティブは握られるのも辛いところですかね。

  • nadonado