インドが無償提供を通じて「ワクチン外交」に乗り出し、近隣途上国への無償提供を開始した。
モディ首相は「インドのワクチンは世界を救う」
「世界の薬局として新型コロナを克服するため、(ワクチンを)供給する」として、
アジア各国で影響力を強める中国共産党政権に対抗していく。
インドはジェネリック医薬品(後発薬)大国で、
世界のワクチンの6割を製造した実績がある。
ワクチンは「戦略物資」なのだ。
新たなワクチン同盟圏ができている。
アフリカや東南アジアに次々とワクチン提供を申し出て、
一帯一路圏への影響力を誇示している。
ロシアが臨床試験の終了を待たずにワクチンを承認したのは、経済停滞下での起死回生策だ。
今後の渡航制限緩和もワクチン接種状況によることだろう。
世界がワクチンで色分けされていく。
たとえば同盟国であっても、ワクチン接種していなければ合同軍事演習はできない。
日本がワクチン開発で出遅れたのはなぜか?
日本にその場しのぎで国家戦略が欠けているからだ。
ワクチンは軍事物資として、開発費を恒常的に予算化して技術開発する戦略が欠けている。
ワクチンを避ける人も出るだろう。
それでも人類はウイルスの根絶は不可能で避けることはできない。
日本が米国や中国共産党政権のように、
対コロナの国家戦略があれば、
ワクチンという物資の価値を認めなければならない。
平時に備えるという危機意識の欠如が、
日本の危機を高めている。
国民が経験した危機が、その場しのぎで政治家の経験になっていない。
細菌兵器やワクチン開発は、平時に予算化し開発支援しなければ有事に間に合わない。
つまり日本がワクチン開発で遅れた理由は、
政治家の危機意識の欠如だ。
目先の経済利益だけを追い求める富裕層である商人が、支配層となった歪な国家が日本だ。
一旦緩急あれば義勇公に奉じる精神を失えば国は滅びる。
以前に書いたけど、
China製ワクチンを日本人富裕層が輸入し接種している国賊行為については、
またの機会に批判したい。
結論。インドを見習え!